先日のレスターシティーによるプレミア初制覇はかなりの衝撃でしたが、アーセナルやチェルシーと並んで、今でもマンチェスター・ユナイテッドが、世界で最も有名なフットボールクラブの一つであることは間違いないでしょう。
ユーロスターの項でも少し言及した、パリにてファッションの勉強をしていた友人が、今度は僕たちを訪ねてロンドンまで来てくれたので、アウトスタンディング・ジュンゴを誘い、皆でマンチェスターの街を訪れようということになりました。日帰り強行軍であったため、早朝、基幹駅の一つユーストン駅から北方へ向かう特急電車に乗ったのですが、その列車がヴァージングループによる運営であることに、先ず驚嘆。航空会社だけでなく電鉄会社まで持っているとは。何はともあれ、ロンドンから揺られること二時間ちょっとで無事マンチェスター・ピカデリー駅へ到着しました。ユナイテッドの試合まで少し時間があったので、それまでマンチェスターの街を観光することにしたのですが、何度思い返してみても、フットボール観戦と、彼の街を走るメトロリンクいわゆるトラム以外、特段思い出せないのです。マンチェスターの街が退屈だということではなく、十分な準備もせずに旅に出ると、結局時間を無為に過ごしてしまうことになるのです。
ロンドンへの最終電車に乗ることを考えると、試合を全て見ることは出来そうになかったのですが、それでも可能な限り長く滞在したかったので、オールド・トラフォード(マンチェスター・ユナイテッドのホームスタジアム)からマンチェスター・ピカデリー駅への乗り継ぎや所要時間などを念入りに確認した後、いよいよ待ちに待ったレッドデビルズ観戦。しかし、いざ蓋を開けてみると、カップ戦だったため主力組はほぼ温存。当時移籍したばかりだった、お目当てのマイケル・オーウェンも出番無しと、不完全燃焼な観戦になったのでした。
(写真:オールド・トラフォードのピッチ風景)